CaMiL

もの作ることで幸せをいただいて、さらさらと暮らしたい

離別

  ついに彼女が金沢を後にした。あと数日でフランスへ発つ。空港まで見送りにはいけず残念であるけど、確りと僕を信じてもらって別れられたと思う。一年という期間ではあるけれど、お互いの歩みに差が生まれて、すれ違うことがこれから多くなるかもしれない。彼女の一年後は決まっているが、僕の一年後は決まっていない。一年後も一緒になれるかは判らないけれど。想い合えば必ず、また一緒になれると信じている。
 連日連夜、壮行会が続きの彼女が多くの人に愛され生きていることを自分のことのように嬉しく思う。すぐ泣く子ではあるけれど心の強い子であるからまったく心配はしていない。向こうでも笑顔で元気でいることを願う。