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もの作ることで幸せをいただいて、さらさらと暮らしたい

山と狩猟と軽トラ

最近流行りのアウトドア、山登りも大人気。せっかく人里離れて自然を満喫するために、と山へ登ってみたらどこも人だらけというのでは、公園や街歩きとそう変わらないのではないか。対して海は塩気があるからそれほど好きではない。やはり湖であり川であり、その源泉たる山がよいのだ。

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まだ、具体的にはなにも決まってないのだけれど、生活の基点を今よりも山に近づけたいと考えている。薪ストーブのために薪が必要になるだろうし、山との接点があればいいなと考えた。

できることから始めようというので、狩猟と猟銃の資格を取得したい。狩猟免許は先日合格したが、猟銃の方はまだなので何もできない。

狩猟というのは人が野生へ回帰するようなもので、言ってしまえば野蛮なのではあるが。人の野蛮さは今の社会では隠されて効率化されただけで、多くの人が直接関わることがなくなってしまっただけでしかない。そういった行為を自らの手で行うということは、自然への理解と生きる技術そのものであると思う。何事もできることなら自分でやりたいという性分なので、一度挑戦してみるのもいいだろう。

狩猟というのは大人の趣味で、お金も時間も責任も求められる、なかなか敷居の高い趣味だ。その敷居の高さが私にとっては都合が良いように思う。猟銃を持つのも賃貸ではない、自己所有の家でないと難しい。管理委託もできるが自分の物を自分で管理できないのではダメだ。 大学を卒業して以降、一貫して工芸での伝統的な技法や伝統産業に携わってきたが、狩猟というものも人の生活を支えてきた産業であり、忘れられつつある狩猟文化がある。そういった人々の技術や生きる知恵に興味がある。

田園風景、薪ストーブ、狩猟、そういった生活に欠かせない乗り物が軽トラである。とりあえずは、新車から乗り潰したいということでCVT搭載のダイハツ ハイゼットトラックを購入した。荷台が狭くなるのはありえないのでジャンボではないノーマルのやつだ。ただあまり考えず、パッケージでついてきたセーフティー機能やアイドリングストップは必要なかったと反省している。軽トラに余計な機能はいらない。働く人間のための働く車。

家の遺物を処分しているときは実家から軽トラを借りて、ゴミ処理場を往復していた。夏、エアコンが効かない軽トラはなかなか辛い。そういう経験もあり新車購入に踏み切った。ちゃんとしたものを買えば、もし売ることになってもそれなりの価格で売れるだろうという考えもある。

家のDIYや薪運び、完成したら引越しと一緒に働いてもらうことだろう。今後ともよろしく。