CaMiL

もの作ることで幸せをいただいて、さらさらと暮らしたい

共生

 人間はきれいな円でもなく精密な歯車でもない。機械の一つの歯車ように人がなろうとすればどこか合わないところが出てくる、そういった責任はすべて噛み合わない人に降りかかり。感情のない機械は巨大化し複雑を極め、人の手が付けられないほどに肥大化する。

 単純な歯車は捨てるほど換えがあって合わない人はどんどんと捨てられる。歯車を回すコストが高い過ぎる時は、コストの安い人に置き換えられる。機械とは部品の集合で出来ているのだから機械と人が噛みあわないと言うことは、人と人とのかみ合い悪いということだ。そんな辻褄の合わないまま機械は稼働し続けるがその悪循環のなか人と人の心の距離はどんどんと遠ざかり、孤独の中、心の内に暗闇が生れ、機械の一部となれない自分を責るに至る。

 一度暴力的な機械を作り稼働させてしまうと、止めることは難しく。人のために作られたはずのものが周りにいる人を粗末に扱い始める始末。国を豊かにしてくれるはずのものが、人のコストが高い故に安い国々を蹂躙する。感情の無い野蛮な機械はすぐにでも破壊し停止させよ、人と共に生きる機械として新たに設計し直す必要がある。